ふと、思い立ち
夜明けの蓮を見に行きました。
まるで極楽浄土。
こころに穏やかな光が
差し込むような
あたたかなひとときを
過ごすことができました。
大人になると云うことは
しなやかに柔らかくなること。
さいきんよくそう思う。
土曜日はいつも休日の仕事場に赴きこころゆくまでデスクワークともの思いに
ふけることができたけれどもう出来なくなってしまった。
それを柔らかく受いれる。
人気のないカフェでBluetoothの心地よい音楽を聴いたり
タブレットでたくさんの読みものをしたり
美味しい珈琲を飲みながら微睡んだりして過ごした。
受いれた世界を愉しむ。この柔らかさを保ったまま
夕暮れの森へゆこうかな。
あじさいに逢いたい。
きのう 届いたばかりの新茶をほっこりいただた。
甘くて美味しかった。
いまの湯呑みも気に入っているけれど
いつか ぽてっとした陶器のお湯呑みの
やさしい口ざわりでまろやかなお茶を味わってみたい。
お弁当は曲げわっぱに入れるとなんでも美味しそうにみえる。
ひさしぶりの東京は夏の日差しが眩しくて
皐月の風が心地よかった。
黒川紀章さんの設計した国立新美術館が見たくて
ちょうど開催されているミュシャ展へ。
美術館はまるで異次元の世界へ紛れ込んだような
静かな森のなかの近代的な美しい建造物だった。
ミュシャのスラヴ民族への想いを描いた『スラヴ叙事詩』も
美しくスケールの大きさに圧倒されながら
音声ガイドの檀れいさんの声とともに
約120分の長い観賞を味わうことができた。
平和を得るために戦う正義と犠牲
淡い色調のもたらす静かな哀しみの伝わる叙事詩だった。
ミュシャの手掛けたアールヌーヴォーの華やかなポスターの
なかの女性たちが柔和で妖艶な雰囲気を醸し出していて
以前からその透明感のあるふくよかさが好きだったので
花に包まれた女性たちのたくさんの絵を直に眺められて
よかった。
いくつかのポストカードが欲しかったけれど
レジへの列が長く待てそうになかったので
帰ってからネットで手に入れようとあきらめて
帰路へ。
美術館のある六本木のまちも華やかで
東京をほんのすこし感じることができた。